トールペイントの下準備に必要な下地剤(必要性、種類、使い方、注意点)を紹介します。

 

 

下地剤は、なぜ必要?

まず、下準備の工程から紹介します。

下準備はこのような工程があります。

 

下準備の工程

  • 素材が木の場合は、サンディング
  • 素材が木の場合は、木くずを取り除く
  • 下地剤を塗る
  • ペイントを塗る

 

 

なぜ、ペイントを塗る前に下地剤を塗る必要があるのか・・・

 

ヤニ止めや絵の具のしみ込みを防ぐためです。

 

木の素材の特徴

素材が木の場合、木には、水分や空気が溜まるため、微細なすき間がたくさんあります。

下地剤を塗らないと、ヤニが出たり・絵具のしみ込みが起こってしまい作品がきれいにできません。

 

そのほかの素材

ガラス・ブリキ・陶器などに下地剤を塗るのは、ペイントの定着をよくするためです。

 

 

下地剤の種類と使い方

下地剤の種類を紹介します。

 

下地剤の種類

  • ジョーソニア・オールパーパスシーラー(JO‐3702)
  • J.Wファーストステップウッドシーラー
  • ジョーソニア・タンニングロッキングシーラー(JO-3704)

種類と使い方について詳しくみていきましょう。

 

【JO-3702】ジョーソニア・オールパーパスシーラー

水性万能シーラーです。好みによりシーラーをそのまま、又は薄めて使用できます。木製品、ガラス、陶器等に使用できる下地剤です。この中のガラスについては、ガラス&タイルプライマーのようなガラス専用のものをおすすめします。
私は、この下地剤を使っています。
広い範囲の下地剤とペイントを塗る作業が大変な時は(家具など)このオールパーパスシーラーとペイントをミックスして塗っています。

 

J.Wファーストステップウッドシーラー

水性のシーラーです。木製品やガラス、陶器製品などに使えます。ペイントを少量混ぜてカラーステインとして楽しめます。

【JO-3704】ジョーソニア・タンニングロッキングシーラー

水性ウッドシーラー。タンニンやヤニが出るのを防ぐ木製品専用のシーラーです。ペイントの定着もよくしてくれます。
リターダーと混ぜて金箔を貼る時に接着剤として使うこともできます。

 

下地剤の注意点

ステイン仕上げの場合、下準備の工程は、サンディング、木くずを拭き取る、ステインを塗る、それから下地剤の順番になります。

下地剤を塗った後にステインを塗ろうとしても下地剤が木目に入り込んでしまいステイン仕上げが出来ません。
ステインを使う時には気を付けてください。
ステインの中にはシーラーが含まれているものもあります。でも、私は全てに下地剤を塗っています。

 

あとがき

下地剤は、下準備には欠かせません。

作品によって、下地剤の順番が変わることを忘れず、作品を仕上げてください。