【初心者でもできる】トールペイントで布に描く。道具・描き方・注意点を分かりやすく紹介します。

布に描くために必要なもの

布描くために必要なものを紹介します。

  • 絵具
  • メディウム
  • 厚紙
  • 固い板
  • スタイラス
  • トレーシングペーパー
  • チャコペーパー
  • キッチンペーパー
  • まち針

順番に紹介していきます。

無地の布。例えば、布の袋やバッグ・クッションカバー・エプロンなどに描けます。
傘に描く場合、綿ならばはがれにくいです。

 

絵具とメディウム

(デルタ)セラムコート・アメリカーナ・ジョソーニャなどの絵の具にメディウムをミックスして描けます。
ソーソフト・セタカラーはそのまま描ける絵具です。

 

メディウムは、ファブリックメディウム・テキスタルメディウム(ジョソーシャ)は絵具をミックスして描きます。

描く絵によって号数や、種類を選びますが、ナイロン筆で描きます。

 

厚紙

描く時に絵具が下の布に色移りしないよう用意します。
厚みの紙でしたら、家の中にあるものでかまいません。私は、きれいな段ボールの紙を手ごろな大きさにカットし、使っています。

 

硬い板

図案を写しやすくするために使います。例えば、下敷きのようなものを利用します。

 

スタイラス

転写の時に使います。

 

トレーシングペーパー

図案を写す時に使います。

 

チャコペーパー

布に転写する時に使います。
布の色にもよりますが、白地でしたら黒、色の濃い布でしたら白にするとよいでしょう。

 

キッチンペーパー

筆の水分を拭き取ります。
自宅の台所にあるキッチンペーパでかまいません。

 

まち針

図案を写しやすいように、トレーシングペーパーを布に留めます。お裁縫箱からちょっとお借りします。

 

描き方

【STEP1】描く前の布の下準備をします

①布を水洗いします。


私は、洗濯機で洗剤・柔軟剤なしで洗濯します。
糊が強く入っていたり、冬の寒い時期はぬるま湯で手洗いをしています。



なぜ?

布に付いている糊を除くためです。

布が縮む場合があるためです。

 

②乾いたらアイロンでシワを伸ばします。

乾いたらアイロンでシワを伸ばします。
シワを伸ばすと、図案を写しやすくなるからです。

 

ちなみに、私は生乾きの状態でいったんアイロンをかけています。
そうすると、アイロンをかけた後の仕上がりが良くなると感じています。

【STEP2】図案を転写します

図案を転写する時に準備することは3つあります。

  • ①布の下に固い板を敷く
  • ②トレーシングペーパーを待ち針で留める
  • スタイラスで転写

①布の下に固い板を敷く

布の下に固い板を敷きます。

 

なぜ?

スタイラスで図案を写しやすくするためです。

 

②トレーシングペーパーを待ち針で留める

図案を写す時にトレーシングペーパーを待ち針で留めます。

 

なぜ

図案が動かないようにするためです。

スタイラスで転写

トレーシングペーパーの上にグラファイトペーパーを差し込み、ビニールを1枚置いて転写します。

 

なぜ

トレーシングペーパーがスタイラスで転写する時に破れにくくするためです。

 

オススメ

セリア(100均)の『厚口トレーシングペーパー』がオススメ。

厚めで破れにくいので、スタイラスで転写するには使いやすいです。

【STEP3】布にペイントします。

布にペイントをします。
布にペイントする際は、ペイントとメディウムをミックスする必要があります。

ミックスするペイント・メディウムは、どの組み合わせでも大丈夫です。
例えば・・

などなんでもOK



 

注意点

筆は一度水にくぐらせてから描きます。

その後、その水分はしっかりキッチンペーパーでふき取ってから描いてください。

 



なぜ

水分があると、にじむからです



補足

ソーソフト(デコアート社)、セタカラー(ペペオ)のファブリック用のペイントは、そのまま描けます。

【STEP4】アイロンで熱処理します。

描き終えたら、当て布をして、アイロンで熱処理をします。



なぜ

絵具が定着し、洗濯をしても色落ちしなくなるからです。



補足

ソーソフトのペイントは、アイロン不要です。

 

あとがき

布は木に描くよりも、注意するところを守っていただければ、気軽に描けるものです。


仕上がりが柔らかい感じになり、木と違ったやさしい作品になると思います。
どうぞ楽しんで描いてくださいね。